TF (テクニカルファイル) はCEマーキング適合宣言に不可欠ですが、ただ作成しておくだけでは不十分です。もっとも大切なのは、行政当局から求められた際にすぐに開示できることです。 以下のポイントがよく見落とされがちであり、注意が必要です。

TFの注意点

@ 適合宣言後の保管

   適合宣言後もこれを宣言の技術的根拠として保管し、適合宣言に至った詳細を説明できなければなりま
   せん。 即座の対応(英国では48時間以内)が得られない場合は適切な対応がとられていないと判断さ
   れ、罰金や禁固刑などの罰則が課せられます。

A 設計変更への対応

   設計変更が発生した場合はTFを更新し、常に実際の製品とTFを同じ内容にしておく必要があります。
   実際の製品とTFの内容とに食い違いがあると、行政当局から開示の要求があった際、技術的根拠には
   なり得ません。

B 最新版への継続的適合

   指令や規格が改訂された際には、改訂により新たに出てきた要求事項への適合性も証明しなければなり
   ません。 旧版への対応のままでは、改訂日以降に販売された製品は違法扱いとなり、罰則の対象とな
   ります。

C 追加モデルのカバー

   “一度代表機で受験し、適合宣言しているので…。” という安易な考えで、TFでカバーされていない機種
   を輸出すると、その機種に対してはCEマーキン グへの対応をしていないことになります。 追加機種に
   は、改めてテストを受ける方法と、書類のみで適合性を証明する2つの方法がありますが、いずれも、
   追加機種にも適切な手続きが必要と言えます。


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