オーストラリア・ニュージーランド 規格/認証
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オーストラリア・ニュージーランドでは、2013年3月に電気用品安全管理制度が変更され、
従来のC-TickとA-Tickが「RCMマーク」として統一されました。
これにより、同国内で販売・流通・稼働する電気用品・設備へは、以下の対応が必須事項となりました。
・対象製品への「RCMマーク」の表示(各種整合規格への適合立証)
・ACMAへの申請 及び EESSデータベースへの登録
規制/管理 | 必須試験 | 対応/申請方法 | |
EMC | ACMA | AS/NZS適合レポート | ✓ RCMマーク用DofC
(Declaration of Conformity)
✓ 技術資料の準備 ✓ 現地代理人の設定 |
電気製品 | ERAC | ||
無線機器 | ACMA | ||
通信機器 | ACMA Telecoms NZ |
ACMA: Australian Communications and Media Authority オーストラリア通信メディア庁
EESS: Electrical Equipment Safety System 電気用品安全システム
ERAC: Electric Regulatory Authorities Council 電気用品安全管理連合会
AS/NZS: Australian Standard / New Zealand Standard オーストラリア・ニュージーランド規格
整合規格 適合性立証(EMC)
対象製品に対し、該当する整合規格への適合性を立証しRCMマークを表示する必要があります。
1.実機試験
✓ 該当する整合規格への適合性を立証すべく、各種実機試験が必要です。
✓ Radiocommunications Labelling (Electromagnetic Compatibility) Notice において、対象となる電気用品・設備は「リスクレベル」に基づき以下に分類されています。
・リスクレベル-1: 低リスク製品
・リスクレベル-2: 中リスク製品
・リスクレベル-3: 高リスク製品
✓ 対象製品のサイズや仕様によってはEMC試験所内で試験を行なうことが出来ず、Makerの工場や製品出荷先で試験を行ないます。
その様な場合、整合規格に基づく全項目試験は物理的に難しい為、項目抜粋試験で対応します。
項目抜粋試験に基づき適合性を立証するには、「認定試験機関(NATA)が発行する認証書」が必要です。
※NATA: National Association of Testing Authorities Australia
リスクレベル | EMC整合規格に基づき“全試験” を実施(試験所内) | EMC整合規格に基づき“抜粋試験” を実施 (@現地/工場 等) | EMC認証書の必要性 | ||
@認定試験所 | @非認定試験所 | ||||
1&2 | |||||
3 | |||||
2.書類の保管
上記各リスクレベルに応じ、以下の各種書類の準備・保管が求められます。
✓ 規格適合証明/宣言書
✓ 対象製品の構造・機能・仕様書
(バリエーション・オプション等が存在する場合はその説明・一覧)
✓ 代理人の確認書
✓ 試験レポート及び規格適合認証書
これら書類に対し「ACMA: Australian Communications and Media Authority(オーストラリア通信メディア庁)」等から要請がある場合、代理人は直ちに関係書類を開示しなければなりません。
また、対象製品・設備の流通・販売・稼働を終えた後は、5年間の保存義務を伴います。
3.RCMマーク
「中リスク製品」「高リスク製品」へは、規格への適合と適合記録書類の保管元を証明するRCMマークを表示する必要があります。
「低リスク製品」に対しては、RCMマークの表示は任意です。
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