台湾 BSMI
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台湾へ特定の製品を輸出・販売・流通させる場合は、BSMI認証の取得が求められます。
BSMIとは?
BSMIとは、台湾の「経済部: Ministry of Economic Affairs」管轄下にある「標準検験局: Bureau of Standards, Metrology and Inspection」のことです。 経済部は「商品検査法: Commodity Inspection Act」によって、BSMIが発行した公告にリストされた製品に対するBSMI認証を義務付けています。
適合性評価手順
商品検査法は、台湾製造商品や輸入商品を検査対象とし、同法に基づき検査するよう定めています。 同法-第4条に従い、各製品に適用される適合性評価手順はBSMIの公告によって指定されます。 公告では、電子製品、電気製品、機械製品、個人用保護具、オイル、繊維製品、文房具、玩具など多岐にわたる製品がBSMI認証の対象とされており、HSコードで分類されるそれぞれの製品に対し、選択可能な適合性評価手順および商品検査に使用すべき該当規格が定められています。 適合性評価手順には以下の4種類があります。
① 型式認可ロット毎検査(Batch-by-Batch方式)
➢ 製造者・輸出者・輸入者・販売代理店がその都度当局へ申請する方式
➢ 有効認証期限 ……….. 3年
➢ 工場検査 …………….. なし
➢ 対象製品例 ………………….. 多くの電子/電気機器 等
② 適合宣言(DOC: Declaration of Conformity)
➢ 輸出者があらかじめ輸出製品の技術資料をBSMIへ提出し、
当該製品が検査規格に適合していることを宣言する方式
➢ 工場検査 …………….. なし
➢ 対象製品例 ………….. コンピューター製品・デジタルカメラ・ラジカセ 等
③ 認証登録(RCP: Registration of Product Certification)
➢ 輸出者があらかじめ輸出製品の技術資料をBSMIへ提出し、
当該製品が検査規格に適合していることを宣言する方式
➢ 有効認証期限 ……….. 3年
➢ 工場検査 ………….. なし(製品によっては必要)
➢ 対象製品例 ………. 電源・充電器・オーディオ関連機器 等
④ BSMIによる抜取り検査方式(事前の輸出者登録が必要)
➢ ①を簡略化した申請方式
➢ 対象 ………………….. 繰り返し①に合格したことがある製品
➢ 工場検査 ………….. なし
どの申請方式の場合でも、台湾内の代理人が申請を行わなければなりません。 また、適合性評価スキームごとにBSMI認証の申請に必要な資料は異なります。
商品検査
商品検査には、電気安全検査、EMC検査、水質検査、可燃性検査など多くの種類の検査があります。 どの検査を受けなければならないかは、HSコードに基づく製品ごとに定められています。 商品検査は、BSMIが指定する認定試験所で実施する必要があります。
EMC検査規格例
EMI規格 | 安全規格 | |
情報処理機器(ITE) | CNS 13438 | CNS 14336 (IEC 60950) |
電子機器 | CNS 13803 | CNS 14408 (IEC 60065) |
一般家庭用機器 | CNS 13783-1 | CNS 3765 (IEC 60335) |
認証に必要な書類例
✓ 対象製品の概要・写真
✓ 取扱説明書
✓ 各種安全警告ラベル
✓ 重要部品リスト(各重要部品の第三者認証情報を含む)
✓ 各重要部品の仕様書・認証書
✓ 電気ブロック図
✓ 基盤レイアウト図・パターン図・絶縁等級
✓ 各種材料証明書
✓ 定格銘板
✓ 現地代理人証明書
✓ その他
BSMI認証の適合性評価手順は製品ごとに異なります。 貴社製品に特化した詳細なご案内も可能ですので、どんな小さな疑問でもお気軽にご相談くださいませ。
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